アダン葉の処理 アダン葉の選び方から天日干しまで_アトリエトコイ

ご無沙汰しております。

アトリエトコイのさとこです。

突然ですが、YouTube始めました。

アダンの処理の仕方やブレスレットの作り方などなど記録しております。

見ていただけると嬉しいです。

登録してもらえるともっと喜びます。^ ^

というのも、オンラインでのワークショップの開催した際やメールなどでアダンの下処理ってどうやるの?とお問い合わせいただきまして、私のやり方が正解!ってのはないけど、こんなやり方もあるんだーっと参考にしていただけたらいいなー、とまとめてみました。

ブログにもまとめますね。

では始めましょう!

アダンの処理の仕方。

1、アダンを選ぶ

・長い長ーいのがいいです。帽子は長さが必要です。

  大体130cmあると嬉しい。

・幅が広いもの。

  3cmは大きい💕

・葉が綺麗なもの。

  穴があいたり、傷がないもの。虫が住んでいなければもっといい。笑

上の方のアダンがトゲつき下のアダンはトゲを取り除いたもの。

私は下葉と若い葉の間の中間ぐらいの葉をとっています。

下葉は傷んでることが多く、もし無事でも硬いです。

若い葉は柔らかく薄いです。ここを好んで使用している人もいると思います。

余談ですが、アダンの草履は若い方を取りなさい、島のおじいさんに指導されました。



2、刈ってきたアダンの葉のトゲを取り除く

昔ながらの道具サンビキは使っていません。

ピーラーで取り除いています。これが一番私に合ってる。笑

アダンの葉には真ん中と両端にトゲがあります。

まずこれを取り除いてからでないとなにをするにも痛い。

葉の根元から先の方に向かって引きます。


トゲに逆らってピーラーを引くとトゲが飛ぶことがあるので、気をつけてください。



3、アダンを洗う

ホースで水をかけて洗ったり、水拭きをして葉についている虫やゴミを取り除きます。



4、クルクル巻く

鍋にそのまま入るのであればこの工程はいらないと思います。

家庭の鍋に全部入れるためには巻いた方がたくさん入るので巻いてます。


5、火にかけて煮る

鍋にぎっしり詰めたあと水をひたひたに入れて落とし蓋をして火にかけます。

沸騰してくると黒糖のような甘い匂いがしてくるので、香りがしてきてからさらにタイマーで20分セットして煮ます。

その後茹で汁を捨てます。

煮る前↑青くてみずみずしい葉っぱたち。水はひたひたで。浮いてしまってます。

煮た後↑色が変わって甘い香り💕



6、クエン酸に浸ける

お風呂半分に水を張ってクエン酸を溶かして(大体500g)アダンを入れます。

本当に適当ですが、一晩つけてます。


クエン酸風呂😍シークワーサーだととってもいい香りです。

クエン酸はシークワーサーの代替品です。

シークワーサーは手に入らない時期があるので、クエン酸を使ってます。

脱色を早める効果があるように思います。

シークワーサーの方が効果が高く白くなります。(←アトリエトコイ調べ)


7、天日に干す

一晩つけたあと、軽く水でクエン酸水をすすいで天日に干します。

リネンの布の上に広げています。リネン乾くの早いし、雨が降ってもすぐにまとめて移動できるからです。

連続で4日、天日に干せばかなりパリパリになります。

そのあとは部屋干しでも大丈夫です。たまに日光に当ててます。


干して2日目もしくは3日目に葉っぱをくるくるします。

これは縦に巻いて行ってしまうのを防ぐためです。

縦に巻いてストロー状になってしまうと扱いにくくなりますので、

それを帽子するために葉の裏側が表になるようにクルクルと巻いておきます。

水分が残っている方が巻きやすいので、天日干しの2日、3日目にやっています。



紫外線に当てれば当てるほど葉は白くなります。

1ヶ月ぐらい経てば、使えるようになります。

目安はパキッと割れるぐらい乾燥すればOKとしています。

私は真っ黒になってしまうのに本当に不思議です。羨ましいなぁ。

#阿嘉島#アダン葉帽子#アトリエトコイ#帽子#アダン葉編み#トゲ#アダン#慶良間諸島国立公園#沖縄#アダン葉のこしらえ方

アトリエトコイ

アダン葉帽子制作 アダン葉小物制作 ワークショップの開催

0コメント

  • 1000 / 1000